同志社チャリティーコンサートとは


 障がいがあることは、特別のことではありません。今生きている全ての者がその可能性を持っています.それどころか人は誰もが、やがて老いる時を迎え、必ず誰かの助けを必要とします。自分に少しでも余力があるときには人の役に立ち、自分が助けてほしい立場になったときは、心おきなく助けを得ることができる、そのような社会こそが私たちのねがいです。同時代に生まれ、今をともに生きる障がいのある人たちは、私たちの大切な仲間です。喜びや悲しみを共有し、ともに学び合うかけがえのない友人です。交わりをもつほどに、むしろ私たちの方が励まされ、生きることの素晴らしさを教えられます。障がいのある人にとって住みやすく、心地よい社会は、誰にとっても幸せを約束する社会になるはずです。

 同志社の創立者新島襄は、「良心を手腕に運用する人物の育成」を教育の目的とし、同志社にその願いを託しました。徳育の基本としてキリスト教主義を据えたのも、良心とは愛の精神、究極のヒューマニズムの精神であると確信したからに違いありません。それは誰もが大切にされる世の中を願うものです。そうした意味からも、同志社寒梅館に多くの方が集まって下さることは大変意義深いことです。演奏者は勿論、これを聴く皆様も、各施設の皆様も、スタッフ一同も、音楽という絆によって皆が一つになるのです。それは”生きる讃歌”となって一人ひとりの心に届くことでしょう。
 このコンサートは、2006年にまだ中学2年生だった石上真由子さんのヴァイオリン演奏を一人でも多くの人に聴かせたいという思いと、石上さん自身の「何らかの形で社会貢献したい」という願いとが一つになり、それに共感した有志の皆さんによって「同志社中学校チャリティコンサート」が誕生しました。2007年には、さらに同志社の幼稚園児、小学生、高校生、大学生が加わり、「同志社チャリティーコンサート」が誕生しました。第3回より、同志社大学今出川校地学生支援課が共催者となって、「同志社チャリティーコンサートin寒梅館」として、いっそう幅広い皆様のご協力を得て開催することができるようになりました。


会場「同志社大学寒梅館」